一宮の文化財

No. 1 県指定 文化財 考古資料                                        
   
      時空を超えた先人達の文化遺産がここにある

   


第1章 田峰の銅鐸     弥生時代 S50.6.16指定 

田峰の銅鐸

 弥生時代の謎の遺物とされる銅鐸は、愛知県内 からも多く出土しています。砥鹿神社にあるこの銅 鐸は、江戸時代の天保2年(1831)に、今の設楽町・ 田峰で出土し、後に神社に奉納されたものです。
 高さ36cmと小型ではありま すが、保存状態は大変良好で、 東三河に現存する貴重な 資料といえます。銅鐸は、 本来吊り下げて使った祭 器と考えられていて、その ため上部には鈕と呼ぶ半 円形の環があります。鈕 の特徴などから、弥生時 代中期末頃のものと思 われ、鐸身の文様は六 区の袈裟襷文となって います。

                                                            か い じ ゅ う ぶ ど う き ょ う
第2章 
海獣葡萄鏡 (付鉄刀) 奈良時代 S54.6.13指定

海獣葡萄鏡

 海獣葡萄鏡とは、中国で隋・唐の時代につくられ た銅鏡で、背面に葡萄唐草と動物の文様をもつこ とからこの名があります。日本では、正倉院の御物 として伝わるものや、高松塚古墳から出土したもの が有名です。
 この鏡は、昭和35年に一宮町大木の森月1号噴 から、工事中に出土したもので、円形で直径は 138cmほどあります。本品は保存状態も良好で、 愛知県内の海獣葡萄鏡としては唯一の、古墳出土 例として重要視されています。

                                                          と り ち ゅ う ふ た つ き だ い つ き つ ぼ
第3章 鳥紐蓋付台付壷       
古墳時代 H5.2.26指定

鳥紐蓋付台付壷

 炭焼平14号噴から出土した鳥鈕蓋付台付壷は、 須恵器という焼き物で、7世紀の中葉に、古墳の副 葬品として作られたものと考えられています。
 須恵器とは、窯を使って高温で焼くもので、古墳 時代の中頃5世紀に、半島から日本に伝 わり、6世紀以降になると、古墳に納められ ることが多くなりました。
 なかでも、壷などに特殊な意匠を凝らし たものは装飾須恵器と呼ばれ、本例のように、 蓋に鳥形の鈕をもつものは東海地方に限 られて分布しています。鈕を含めた高さ 33cm、その端正な姿から広く知られて おり、鳥鈕蓋の代表例として高く評価され ています。


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